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声で操作できるとなにが可能になる?

すでに開発競争が激化している音声認識デバイスの分野ですが、実際に声で操作ができるデバイスが浸透することで私たちの生活はどのように変わるのでしょうか。一つは、音声による操作の一元化があります。私たちの部屋を見回してみると、エアコン、テレビ、照明といったように、それぞれの機器に特化したリモコンが複数あるのですが、こうした機器がひとつの音声認識デバイスで操作できるようになれば、まずはリモコンが不要になるのです。また、いままではテレビはテレビ、HDDプレーヤーはHDDプレーヤーといったように個別に操作していた機器がすべて連動することも可能になります。「さあ、映画をみるよ」と声を上げるだけで、テレビが自動的にオンになり、プレイヤーが映画を選ぶと、照明がその内容に合わせた雰囲気に調整され、スピーカーはテレビの前にいる家族の場所を認識して音響空間を作り出すのです。それらすべてが、ユーザーが意識せずに自動的に行われるということです。こうしたホーム・オートメーションは、単純な便利さだけにとどまらず、たとえば介護分野での自立支援といった面でも期待されています。キーボードが消え、声が操作の主役となるということは、ユーザーがコンピューターやその操作に精通していなくても動かせるということなのです。

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